topi
topi

1997年 岐阜県生まれ
2016年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻 入学
2020年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻 卒業
2020年 金沢美術工芸大学大学院修士課程絵画専攻油画コース 入学
2022年 金沢美術工芸大学大学院修士課程絵画専攻油画コース 修了
現在作家として金沢を拠点に制作、発表を行なっている

<コンセプト>
私はエンカウスティークという古典技法を扱っています。

この技法は溶かした蜜蝋に顔料を加え、絵の具として画面に固着させて描写していくものです。エンカウスティークの絵の具は熱によって状態が変化します。画面上で冷えて固着すると、堅牢な画面のようにみえます。しかし、熱を加えると再び融解し、隣同士の絵の具の境界が混合して流れ落ちたような表情になります。

この形状の変化を記憶に見立てて制作をしています。

私の制作の起点は、記憶を留めるという点にあります。
記憶とは流動的で外部からの刺激により変形、消失したりするものだと考えています。ヒーターによる熱を刺激、蝋が溶けあうことを変形と捉えて、描いては溶かし、描いては溶かしを繰り返して作品を作っています。

また、ファンタジックな作風の中に観察を伴った表現を含めることで、思考や記憶を一枚の絵画としてまとめています。

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